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家族や友人、同僚など、身近な人が災害・事件・事故に巻き込まれてしまった場合にどのように支えれば良いのか迷うことと思います。

このページではトラウマに苦しむ人に対して周囲の方がどう支えるか、そのポイントを説明いたします。

トラウマを抱えた人を支える4つのポイント

1.ショックによる症状を理解する

まず、本人にとって衝撃的な出来事を体験すると特有の反応が起こることを理解する必要があります。

そのうで、本人が苦しんでいる症状を認めてあげてください。

本人が受けている衝撃は他人にはわかりません。
どんな形で本人が苦しんでいたとしても、まずはその思いを受け止めましょう。

参考)災害・事件・事故のストレスとトラウマに対処する

2.本人の回復ペースを尊重する

本人が不調だと周囲の人はとても心配になります。
ネガティブな状態で苦しんでいるのを見ると、助けてあげたくなるものです。

しかし、ここで大切なのは本人の回復ペースを尊重することです。

「いつまでもクヨクヨせずに頑張れ」
「ネガティブ思考だと参っちゃうよ」
「こういう風に考えれば前向きになれる」
などと、本人を変えようとしてはなりません。

周囲が回復を急かせば急かすほど、本人は「ネガティブな自分はダメだ」「変われない自分はダメだ」という思いを強くすることになります。

本人がネガティブになっていたとしても、
衝撃的な出来事を体験したら自然とそうなるものとお考えください。
怪我をしたら痛みますし、励ましたとしても怪我の治りは早まりませんよね。

本人の傷をいたわるように、苦しさや痛みを受け止めてあげましょう。

今必要なのは相手の考え方や感じ方を否定しないで耳を傾けることです。

人には回復力が備わっています。
その回復力を信じましょう。

ただし、「ずっと眠れていない」「急に痩せてきた」などの身体的な不調が現れたら、かかりつけのお医者さんなど医療機関に連れて行ってあげてください。医療の手を借りたほうが回復が早い場合もあります。

3.本人ができない部分を支える

本人を腫れ物扱いせず、英雄視もしないで、現実的な支援をしましょう。

本人に気を使いすぎて何でもやってあげたり、
距離を置いてしまったり、
「この経験を乗り越えたのだからすごい」と
勝手に英雄視してはいけません。

これは本人の回復ペースや思いを無視して、
逆に落ち込ませてしまう可能性があります。

本人の調子が悪かったり、苦しくてできないことをしてあげましょう。

本人が苦しくて動けないときは、本人に代わってできることをしてあげましょう。そんなときのささやかな親切はありがたく、嬉しいものです。
一方、本人が元気なときは、できることは自分でしてもらいましょう。できることを自分ですることも回復の過程では必要です。

何かしてあげたいけど、どう接したら良いかわからないときは、
「◯◯しても良い?」
と本人に確認するのが無難です。

心配だったり支援したい気持ちは素直に伝えたうえで、
判断を本人に任せること
が大切です。

4.支える側もストレスと疲労対策をする

支援する家族や友人もストレスや疲労をため込んでしまうことがあります。

すると支援する側も精神的な余裕をなくしてイライラしたり、
なかなか回復しない本人に対してイライラをぶつけてしまう可能性があります。

イライラしたり、余裕がないと感じるときは、
ストレスや疲労が溜まり始めていると考えてください。

支援する側の心得としてまず、自分の調子を整えることを意識してください。
自分が第一、相手はその次です。

ストレスや疲労は溜まれば溜まるほど、
より溜まりやすく、抜けにくくなる性質があります。
ですから、早めのストレス解消と疲労回復に努めてください。

支援によるストレス解消としては、心配なことやキツいという思いを聴いてもらうことが効果的です。
支援する側も決してひとりで悩みを抱え込まず、積極的に助け合いましょう。

当相談室では、トラウマに苦しむ人の支援者のご相談を承っております。
よろしければご利用ください。

電話・対面カウンセリングをご希望の方はこちら

かしわふれあい相談室では、トラウマに苦しむ人の家族や友人など、周囲で支える方へのカウンセリングを行っております。

お申し込みはご予約フォームまたはお電話にて承ります。
※お急ぎの場合はお電話ください。

  カウンセリングご予約フォーム

電話番号:
04-7105-0395(平日10時〜21時)

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