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おはようございます。
カウンセラーの西です。

命に関わる体験(トラウマ体験)の後、特有の反応が出ることがあります。
これを急性ストレス障害(ASD)または急性ストレス反応(ASR)と言います。
今回はこれらの症状への対処をかんたんにまとめました。

熊本地震の被災者の方やその関係者、これからボランティアに行く人の参考になれば幸いです。

トラウマ的体験の後の症状に対処するためには、

  1. 症状そのものの理解
  2. 症状の対処法の理解

が大切です。

急性ストレス障害(ASD)の症状

ASDをざっくりと説明すると下記の3つの症状があります。

  • 追体験・・・出来事を何度も思い出す。フラッシュバック
  • 回避・・・感情が麻痺する。出来事を連想させるものを避けてしまう
  • 過覚醒・・・緊張感が続く。イライラする。眠れない

非常に苦しいことですが、これらは危機回避のための正常な反応です。
個人差はありますが、誰にでも自然と起こることです。
決して自分が壊れたとか、自分だけに起こっている症状ではないことを覚えておいてください。
他にも無力感自分を責める罪の意識(サバイバーズ・ギルト)も襲ってくることがありますが、それも症状のひとつです。

そして数日から1ヶ月程度かけて徐々に軽くなっていくものですから安心してください。

症状が出た時は以下のかんたんな対処法をとりながら
「症状を客観的に観察」するうちに
自然と乗り越えられます。

対処法

症状は基本的に波のように現れたり消えたりしながら回復していきます。
症状が現れたときに対処して、その場をしのぐようにします。

  • 気持ちや症状を聴いてもらい、共有する
    しっかり話を聴いてくれる人に、今の気持ちや現実的な悩みを聴いてもらいましょう。日記や手紙などに気持ちを綴ることも効果的です。
  • リラクゼーション
    緊張した身体を積極的にリラックスさせることで、症状をやわらげます。深呼吸を繰り返すだけでも効果的です。鼻から吸って口から細く長くはいてみてください。
  • 軽めの運動か、できることをやる
    疲労感に応じて、できることをやりましょう。身体を動かすことはその後のリラックスに繋がります。誰かのために役立つことは自分のためにもなります。ただし、疲労が溜まるような無理をしてはいけません
  • 積極的に休む
    緊張状態が続いているため、心身ともに疲労が溜まります。休めるときはしっかり休みましょう。眠れなくても目をつぶって休みます。

症状を乗り越えるコツは症状に巻き込まれず、積極的に対処することです。

苦しい症状巻き込まれそうなときは人の手を借りましょう。
困ったときはお互い様です。
もし巻き込まれたら、そのときは少し休みましょう。
いまは心身ともに苦しい状況であっても、必ずなんとかなります。

参考)災害・事件・事故のストレスとトラウマに対処する

当相談室もつらい時期を乗り越えるお力になれます。
熊本地震の被災者とその関係者の方は
無料の電話相談をご利用になれます。

よろしければご利用ください。

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西たかお

心理カウンセラー/瞑想ファシリテーター/感情ケアプログラム指導者/キャリアコンサルタント/自分がうつになった経験から心理職の道へ。家庭や育児の悩み、大切な人を亡くした悲しみ、ペットロス、うつ、事故や災害の後のつらい症状、ひきこもり、非行からの立ち直り、人間関係の悩みなど、さまざまな心の痛みと悩みに対処するカウンセリングを行っています。

熊本地震の被災者の方へ:急性ストレス障害の症状と対処法
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