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おはようございます。
カウンセラーの西です。
いつもかしわふれあい相談室をご愛顧いただきましてありがとうございます。
おかげさまで、相談室を開いて2年目に入りました。
 
昨日新しい場所に移転が完了しております。
→アクセス
柏駅から徒歩9分でご来室いただけるようになりました。
今後とも当相談室をよろしくお願いいたします。
 
さて、心機一転してカウンセリングのお仕事をするにあたり、
私が最も大切にしていることについて整理してみたいと思います。

来談者の「力」を信じること

 
私がカウンセリングで最も大切にしていることは、
来談者が持っている「力」を信じることです。
 
「力」と言っても体力や問題解決力ではなくて、もっと根本的なもの。
より良く生きようと願い、感じ、行動する力のことです。
「生きる力」と表現する方が適切かもしれません。
 
当相談室には様々な困難を抱えた方がいらっしゃいます。
心身のトラブルの時は自力で解決困難な課題もあります。
冷静に医療の手を借りる必要もあるでしょう。

それでも心身の回復とともに、来談者の中に課題に立ち向かう
資源・資質や強さが見つかるものなんです。
これが力です。

その時不足している知識や技術があるかもしれません。
しかし自分の力に気づくと
「よし、自分の力でやれる。なんとかしよう」
と一歩を踏み出せるようになります。

人は自分でできるとわかったら
前向きに生きられるものなんです。

このようなお手伝いをすることがカウンセリングの役目だと考えています。

「力」は無意識に組み込まれている

 
生きる力。
私たちは生まれつきこの力を持っていると考えています。

私たちは人間であり、生物としてのヒトでもあります。
 
ヒトはとても未熟な状態で生まれます。
そのおかげで、さまざまな環境に合わせて生きられるんです。
 
ヒトの体は20年ほど、
脳はだいたい25年ほどかけて完成するそうです。
長時間かけて環境に適応していくわけですね。
しかも、その後も脳が発達し続けることがわかっています。
こうして私たちは環境に適応し続け、
変化が一生続くのです。
 
この変化は生物として組み込まれていて、意識せずに起こるものです。
 
心臓や内蔵を動かすといった生命維持に必要な機能は
もともと意識にのぼりません。

歩き方や、泳ぎ方、運転なども覚えると意識しなくなりますよね。

さらに、覚えたことを応用したり、ものを考えたり、感じたりする機能も
一度身につくといちいち意識しなくても自動的に起こるようになります。
 
つまり、私たちが生きるのに必要な活動は、
脳や体がほとんど無意識にやってくれているのです。
こうして身につけたものが生きる力となっています。

「力」とは過去の経験と未来への可能性

 
私たちは生まれてから少なからぬ困難を乗り越えて今があります。
赤ちゃんの頃からお腹がすいたとか、
ママが呼んでも来ないとかいうことから始まり、
家庭内や学校での人間関係、生活、勉強など、
乗り越えねばならない課題が数えきれないくらいあったでしょう。
 
そのような困難や課題で学んだことすべてが、
考え方や感じ方となって私たちを構成しています。
同時に新たな困難に備えて学ぶ力もその中に含まれています。
 
過去の経験と未来への可能性。
 
これら全てが「生きる力」となって私たちを支えているのです。

人の手を借りることで、「力」を取り戻す

今、困難の最中で苦しんでいると、
自分の力が信じられなくなるでしょう。
このままで良いのか、不安になるでしょう。
特ににひとりで頑張っていると、
いつしか自分の力を見失ってしまうものです。

そんなときでも、親身に寄り添ってくれる誰かがいるとき、
自分を受け入れてくれる誰かがいるとき、
自分の力や可能性について考えられるようになります。
日常では意識にのぼらない、隠された力に気づくようになります。

カウンセリングとはそうやって、
来談者とともに、来談者の可能性を見つけることだと考えています。

まとめ

  • あなたはすでに解決のための力を持っている
  • しかし、苦しい状況の中では、その力を見失ってしまう
  • 誰かの力を借りることで、再びその力を取り戻せる

来談者の力は、カウンセリングを学び始めたときに「実現傾向」という言葉で習います。
来談者中心療法の始祖、カール・ランサム・ロジャーズの人間性心理学における中心的概念です。

正直、習いたての頃は何のことかさっぱりわかりませんでした。
カウンセラー養成機関を卒業し、カウンセリングや、障がい者施設、少年院などで幅広い人々と関わるうち、
「生きる力」を目のあたりにするようになりました。
人は逆境の中でも、より良く生きようと願い、学び、その人らしい人生を送れるのです。

逆境の最中にいて、自信をなくしてしまった人。
うつ状態で苦しみ、この世界から消えてしまいたいという人。
大切な人やペットを亡くして、深い悲しみで何もできないという人。

そんなあなたに寄り添い、
あなたの力が戻るまでの短い間、
伴走者でありたいと思います。

お困りの時はいつでもご相談ください。

西たかお
心理カウンセラー/瞑想ファシリテーター/感情ケアプログラム指導者/キャリアコンサルタント
自分がうつになった経験から心理職の道へ。大切な人を亡くした悲しみ、ペットロス、うつ、事故や災害の後のつらい症状、人間関係の悩みなど、さまざまな心の痛みと悩みに対処するカウンセリングを行っています。
あなたが既に持っている「力」−私が来談者を信頼する理由
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