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今感じている落ち込んだ気分が、そのままにして良いものか、医師に相談したほうが良いものか迷ってしまうものです。

そんなときに目安となる診断ツールとして「ベックうつ病調査票」をご紹介します。

ベックうつ病調査票(BDI)

ベックうつ病調査票は、抑うつの程度を客観的に測る自己評価表です。うつ病の認知療法の創始者であるアメリカのペンシルバニア大学の精神科医アーロン・T・ベック博士によって考案されました。定期的に実施することで自分自身の抑うつ傾向を数値として把握できます。

  最近のうつの程度を調べてみましょう

  1. 以下の表で最近2〜3日のあなたの気分に最も当てはまる答えの◯にチェックしてみてください
  2. 21個の問いに全て答えたあと、表の最後にある点数合計をクリックすると合計点数が出ます
  3. その合計点数を評定法の表に当てはめ、現在のうつ状態のレベルを確認します

選択肢中の「いつも」とはうつ病にかかる前に最後に気分の良かった時を基準に現在の気分を判定してください。
もしも生まれてから一度も気分が良くないと思われる方は、憂うつでない人の気分を想像して、現在の気持ちを評価してください。

番号 最近の2〜3日のあなたの気分
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20
21

 
あなたの点数は 点です。

問い9の答え:

問い20の答え:

評定法

全ての得点を合計して、下記の表と見比べてみましょう。
得点が高いほどうつ状態は重く、低いほど気分の良い状態ということになります。

点数 うつ状態のレベル
0 ~ 10 この程度の落ち込みは正常範囲です。悩み事がある場合、自分なりの気分転換や、信頼できる友人と話し合うと良いでしょう。
11 ~ 16 軽いうつ状態です。悩みごとがある場合、信頼できる友人とよく話しあったり、精神科医に相談しても良いでしょう。
17 ~ 20 臨床的な意味でのうつ状態との境界です。この状態が2週間続いた場合、精神科医の治療が必要です。
21 ~ 30 中程度のうつ状態です。この状態が2週間続いた場合、精神科医の治療が必要です。
31 ~ 40 重いうつ状態です。この状態が2週間続いた場合、精神科医の治療が必要です。
40 以上 極度のうつ状態です。この状態が2週間続いた場合、精神科医の治療が必要です。

また、問い9と問い20の答えにも注意してください。

問い9で「自殺したいと思う」「チャンスがあれば自殺するつもりである」にチェックをつけた方は、自殺の危険性があります。精神科医の診察を受けることをおすすめします。

問い20の答えに合う具体的な症状がある場合、内科医など専門医の診察を受けてください。もし何もなければ、うつ状態による症状の可能性があります。

いかがでしょうか。

もしこのテストで悪い評価になったとしても、それがうつ状態を良くする第一歩となります。
正しく対処すればうつ状態は確実に改善します。
「自殺したい」という気持ちも、うつ状態の改善とともに消えていきますからご安心ください。

※このページは『〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法』(デビッド・D・バーンズ著/星和書店)を参考に作成しました

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